タランチュラについてよくある質問をまとめます。
飼育方法、生態についてです。
目次
バードイーター・バブーン・アースタイガー
南北アメリカのタランチュラをバードイーター,
アフリカのタランチュラをバブーン,
アジアの地中棲タランチュラをアースタイガーを呼びます.
初心者に一番おすすめのタランチュラは?
バードイーター、特にBrachypelma属、Grammostola属ならなんでもおすすめできます。
これらの属は本当に丈夫で素直です。
動きが速い、気性が荒い、毒が強いといった理由でバブーンやアースタイガー、ポエキロなどの樹上性はあまり初心者にはおすすめしないという人が多いです。
しかし、どんなタランチュラもハンドリングしたり、変な扱いをしない限り、あなたもクモも傷つくことはありません。
毒ある?
ある。
噛まれたら死ぬ?
これまでにタランチュラに噛まれて人が死んだなどという記録はありません。ただし、毒や刺激毛のきき方は個人差があります。
脱皮後どれくらいしたらエサあげたらいい?
だいたい脱皮後一週間くらいしたらエサをあげてください。ベビーだったら5日くらいでしょうか。クモたちは絶食に強いのでそこまで気を遣わず、そういえば餌あげてねえな。くらいの気持ちで大丈夫です。
脱皮の間隔は?
種類によって違いますが、だいたい一か月に一回くらいでしょうか。成長途中のベビー、スパイダリングならもっと早いこともあります。成体に近づくにつれて間隔は長くなっていきます。完全に性成熟すると数か月に一回とか、年に一回とかになります。ちなみにオスが性成熟したあとは脱皮しません。
タランチュラのエサは?
養殖のコオロギやデュビア、レッドローチ、ミルワームなどを与えます。大きい種類ならマウスでもいいでしょう。間違ってもそこらへんで捕まえたコオロギとか食べさせないでください。タランチュラのお腹のサイズくらいのものがおすすめです。
餌の頻度は?
タランチュラは代謝が遅く、そんなにたくさん食べられません。ベビーなら週に1回か2回、成体なら週に1回で十分です。野生環境に近づけるためにエサの間隔を時々変えてやるのもよいです。
餌を2週間以上食べないんだけど?
成体だと脱皮前に何か月も食べないようなこともあります。
多分脱皮前だからそっとしといてください。
オスメスはどうやって判別するの?
雌雄を見分ける方法はいくつかあります。
触肢の形、フック、生殖器官の形が違います。詳しくはあとで記事にします。
おまたせしました。
2頭以上いっしょに飼える?
飼えません。
もともと、タランチュラは単独行動する生き物で、共食いの可能性が高いです。しかし、ポエキロ属やバブーンの仲間では兄弟同士なら共存する種類もいます。
ハンドリングの仕方は?
ハンドリングはおすすめできる行為ではありません。彼らは人間になついたり、調教されるような生き物でないし、ハンドリングによってタランチュラのためになるようなことはないのです。タランチュラを移動させるときは筆などを使ってカップなどに誘導して、引っ越しをさせてください。
飼育容器のおすすめは?
プラケースなどを使います。大きさは、タランチュラのレッグスパンの2倍、幅の2倍くらいの広いと素晴らしいです。地表棲はケージの高さよりも底面積を重視、樹上棲や地中棲は高さのほうを重視してください。
保温しないとダメ?どうやって保温したらいい?
あなたがTシャツで過ごせるような室温ならタランチュラも大丈夫です。
夏や春は暖房などいらないのですが、秋や冬になる前に器具をそろえなければいけません。
詳しくは↓
床材は何の土を使えばいいの?
ヤシガラピートモスがおすすめです。それ以外だと赤玉土、ミズゴケ、バーミキュライトなども使えます。これらはすべてホームセンターや100均で手に入ります。
どうやって水あげるの?水道水でいい?
タランチュラが5㎝以上になったら浅い水入れを入れてやりましょう。それ以下だったら土を濡らしておけば大丈夫です。土に口をつけて飲みます。
天然水や1日放置した水をあげるのがベストですが、そんな必要はないです。
レッグスパンって何?
「レッグスパン」とは、あしを伸ばした時の全長のことです。レッグ(あし)の先から先までのスパン(距離)という意味。
また、「体長」は頭の先(正確には上顎 chelicerae)から腹部の先までの長さです。
↑の個体で言えば、レッグスパン約6.5cm、体長約2.5㎝となります。
奇虫販売
当サイトではタランチュラ・サソリの通信販売を行ってます.定期的に更新しております。是非ご覧ください。