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ヒヨケムシ紹介,飼育方法、寿命,毒

世界三大奇虫の1角、ヒヨケムシ(学名:Solifuges)を紹介します。

引用: Paul Maker / University of California, Riverside

飼育方法は乾燥系のサソリ、タランチュラと似ているので、そちらも参考にどうぞ。

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ヒヨケムシって何?

ヒヨケムシという名前は和名の「日避虫」からもわかる通り、日光の当たらない場所を好む習性からつけられています。また学名の”Solifuges”は、”Soli”が「太陽」、”fuges”が「逃げる者」を意味し、これも和名の由来と合致します。

頭胸部がラクダのこぶのように見えるので英語では”camel spider”(ラクダのクモ)などとも呼ばれますね。

世界三大奇虫の中でも邪悪(?)な風貌をしています。個人的にはサソリモドキ(ビネガロン)の見た目はまあ普通だな(?)と感じているので、ヒヨケムシとウデムシで争うような形ですね。

大きさはさまざまで、大きなものだとレッグスパン(脚を含めた長さ)で12~15cmくらいになるようです。

黄色いものが多く出回っていますが、黒い体色を持つものもいます。かなりレアなので値段がいくらになるか想像もできません。

引用:https://twitter.com/norjun_trk/status/971689565143547904

毒ある?

ないです。

しかし、噛まれるとめっちゃ痛いのは明白ですから、取扱注意です。

間違ってもハンドリングとかしないように。

寿命は?

野生下で長くて2年もいかないくらいです。

飼育下ともなると1年生きれば長生きしたほうですね。他の奇虫と比べて寿命はかなり短いのが悲しいところ。

価格は?

一般的な種類であれば1万円~1万5千円くらいで買えます。

タランチュラなどと比べると寿命が短いのが本当に悲しいところです。

飼育容器

プラケースがいいです。体長の3倍くらいあれば十分です。

クリアスライダーは見た目がきれいで観察がしやすいです。空気穴が小さいので蒸れに注意してください。追加の空気穴を開けるか、暖房器具から少し離しましょう。

床材と温度・湿度

熱帯の乾燥地に生息します。飼育環境もそれに合わせていきましょう。

床材はピートモス、ヤシガラ、爬虫類用の砂がおすすめです。床材は常に乾燥させてください。

穴を掘るのが好きなので8㎝~ケージの半分くらいまで、たっぷり敷いてやってください。

床材は濡らさないので、必然的に湿度も低めで管理します。60%を超えないようにしましょう。

温度は25~30℃にしておくのがよいです20~35℃くらいまでなら耐えます。もちろん耐えるだけでそんなに好ましくないです。特に低温には弱いので注意しなければなりません。夏場以外はパネルヒーターかなんか必須ですね。温室で管理するのが一番楽です。

給水

エサからの給水である程度は賄えますが、水皿を入れたほうが無難です。

おぼれないような浅い水入れをつかったり、水入れにミズゴケをぶちこむなどして溺れないように配慮してください。

エサ

コオロギデュビアレッドローチジャイアントミルワームが良いです。

小さいトカゲやヤモリなども食べるようです。財布に余裕があれば試してみてください。

週に1回くらい、お腹の大きさくらいのやつを一匹与えましょう。

この手の虫は長時間拒食することがあるので、食べなくてもあまり気にしないようにしましょう。

コオロギを手で掴みたい人以外は↓を買うんだ。

本来は水草を掴む用のピンセットだけどめちゃ長くて使いやすいです。

10cmくらいのピンセットだと間違って指噛まれますからね。

2個のうち1個はお箸にでもしてください。(27cmピンセットの単品が売ってない)

脱皮

脱皮をします。

脱皮直後は真っ白いので黒くなってから給餌を再開してください。

多頭飼育

おすすめできません。

性質が狂暴なので共食いします。おとなしく単独飼育しましょう。

隠れ家、シェルター

別になくてもいいです。床材を深く敷いていれば穴を掘るはずです。

まとめ

君もヒヨケムシにチャレンジして、半年くらいで死なせちゃって絶望してみよう!

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