きれいな樹上性タランチュラのおすすめの種類の一覧。
どうして青だったり黄金だったりといった派手なクモたちは樹上棲だったり地中棲だったりするのでしょうね。
個人的には地表棲であってくれたほうが鑑賞しやすくてありがたいのですが。
まあそういう容易には姿を見せてくれないところが良いのでしょう。
目次
グーティサファイアオーナメンタル
Poecilotheria metallica
言わずと知れたメタリカ様。
インド中南部のアーンドラ・プラーデシュ州グーティで発見され、 落葉樹林を生息域とするタランチュラです。
特に説明はいらないと思います。説明不要の美麗種。
飼育や値段など詳しいことは以下の個別記事をどうぞ
この種が属するPoecilotheria属のタランチュラは「荒い」というよりは「臆病」です。移動させる際などにカップに入れようとすると俊敏に逃げ回るので扱いに熟練が必要になります。
毒はかなり強いらしいです。コバルトブルーとか比じゃないくらい。
(筆者はポエキロテリアの個体で激しくかみつこうとする個体をなかなか見たことがありません。常に逃げ回ってるイメージです。)
【追記】動画を作ってみました。より詳しく解説していますので是非ご覧ください↓
インディアンオーナメンタル
Poecilotheria regalis
でかい。まじででかすぎる。
普通に飼育していればレッグスパン15㎝は軽く超え,20cmあたりに落ち着くことが多いです。昔はレッグスパン30㎝を超える個体もいたとかいないとか。
学名がポエキロテリア レガリスというわけですが、ラテン語でregalisとは「王者」の意味であります。まさに王者って感じのポエキロでございます。
白と黒の体に、脚に入るイエローが目を引きます。
本種も早い、でかい、強毒という扱いにくさトップクラスの種類です。
扱い方,注意すべき点はグーティサファイアオーナメンタルと同じですので,そちらを参考にしてください。
グリーンボトルブルー
Chromatopelma cyaneopulescens
え?青いやつが買ってみたいけど、メタリカとかコバルトブルー怖いし、ブラジリアンブルーは単一色だからなんか微妙だって?
じゃあこいつはいかかでしょうか。
体長7㎝くらいレッグスパン14㎝くらいの中型美麗種。
ブルーとオレンジのコントラストが美しく見栄えします。
そんなに荒くないし、お尻がキウイみたいでいい感じですよね(?)
飼育は容易です。次に紹介するアンティルピンクトゥーと並んで、樹上棲の入門種と言えます。
性質はまあそんなには荒くないのかなって感じでしょうか。
地中から樹木にかけて営巣するので樹上棲としてカテゴライズするのはちょっと気が引けましたがまあいいでしょう。半樹上性とか?
コルクバーグや樹皮を入れずに飼育すると台風の目のような見事な巣を作ってくれます。一度お試しあれ。
アンティルピンクトゥー
Avicularia versicolor
Caribena versicolor (2017年にCaribena属に変更)
みんな大好きアンティルピンクトゥーです。
一説によると「世界一美しいタランチュラ」と形容されており、その美しさは折り紙つきです。
ふわもこ小型のアヴィキュラリアの代表種でかなり出回っております。
足先がピンク色をしているのでPink toe(ピンクのつま先)というわけです。
飼育難易度が低く初心者にもおすすめです。
他のアヴィと同様、バタバタせずおとなしいです。まあそこらへんのバードイーターよりは早いですけど。突付くと素早く走り回ります。
アヴィについて補足なのですが、この属の発色は、その色の色素をもっているわけではなく、構造色の原理からそのような色が発現しています。
毛が青だったり赤だったりするわけではなく、光の屈折からそのように見えているというわけです。
※最近アンティルピンクトゥーを死なせた報告が時々あるのですが、通気が悪い飼育容器で飼っていたことが主な原因として挙げられます。この種だけでなく樹上棲の種類は、タランチュラの中でも特に通気にうるさいです。できるだけ通気が良いケースで飼育してください。
↓のページではもう少し詳しく話しています
トーゴスターバーストバブーン
Heteroscodra maculata
なんだこの模様。中学生のころに見たらこいつのタトゥーを入れてしまいそうです。
西アフリカや中央アフリカで見られます。
体長5~6cm、レッグスパンで12cm前後の中型種。
こいつはバカみたいに早いです。冗談じゃなく音速で動くので初心者はいくら飼ってみたくともウサンバラあたりから練習したほうがいいです。
高速移動するトーゴスターバースト
もちろん(?)毒も強いとされています。
↓は個別のページです。もう少し詳しく知りたい人はぜひどうぞ。
サンタイガー
Psalmopoeus irminia
トラ模様が人気の樹上棲美種。ベネズエラに住んでおります。
体長8㎝くらい、レッグスパンは20㎝はいかないくらいです。結構大きいですね。
メスの色彩は、画像のように黒がベースとなり、腹部には、虎柄のように派手な模様、脚には稲妻マークが入り、非常に魅力的です。
歩脚に生えるブラシのような繊毛によってかなりボリューミーに見えますね。
オスはあんまりさえないです。
性質はめちゃめちゃ荒いので注意してください。
トリニダードシェブロン
Psalmopoeus cambridgei
トリニダード・トバゴ共和国のトリニダート島に生息する樹上性の大型種
最大で体長7cm、レッグスパン20cmいかないぐらい。サンタイガーと同じくらいの大きさです。
この種もサンタイガーと同様、脚に繊毛がびっしり生えるので太く見えます
成体になると、その大きさから非常に迫力のあると共に、この属特有の毛並みから、可愛らしくも感じられますね。
足先にオレンジ色の稲妻模様が見られ、腹部にいわゆるシェブロン模様が現れます。
ポエキロなどと比べるとあまり派手とは言えませんが、成体サイズになると毛の質感からか実にきれいです。なんというか猫で言えば、シャム猫のような上品さが見てとれます。
エサ食いが大変良いクモで、たくさん食べさせるとお腹が膨れ上がり、模様も迫力も増しますよ。
性質はまあ荒いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
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