その大きさや容姿からタランチュラだと勘違いされやすいです。
オオクロケブカジョウゴグモは日本に生息しており,八重山諸島で見つかります。
体長3~5㎝、レッグスパン(全長)では8~10cmほどにもなります。たしかに小さめのタランチュラくらいの大きさです。
性質は極めて荒く、初心者にはおすすめできません。
アースタイガーに近い動きを見せます。
飼育方法としては地中棲タランチュラに似ています。
毒性は?
ジョウゴグモといえば簡単に死をもたらす超猛毒のシドニージョウゴグモが有名です。
オオクロケブカジョウゴグモは属、科から異なります。
そこまで強力な毒ではありません。
しかし、強毒であることに変わりはないので、扱いには十分気を付けましょう。
値段は?
大体3000円から5000円もあれば大きい個体が買えます。
問題はそもそも入荷するショップが少ないことです.あはは.
飼育方法
飼育容器
レッグスパンの3倍くらいの大きさがあるとクモがゆったりできます。
プラケースがいいです。
クリアスライダーは見た目がきれいで観察がしやすいです。空気穴が小さいので蒸れに注意してください。追加の空気穴を開けるか、暖房器具から少し離しましょう。
湿度・温度と床材
飼育する環境を沖縄あたりの気候に合わせてやるとよいです。
湿度は高めにしてください。70~80%くらいでしょうか。
水入れを設置した側半分を濡らし、もう半分は水を加えないようにすると湿度勾配ができて好ましいです。
温度は20~28℃前後にしておくのがよいです。15~35℃くらいまで耐えます。日本のクモというわけで、明らかな低温でなければ大丈夫です。
床材はピートモス、ミズゴケ、ヤシガラ、バーミキュライトがおすすめ。特にバーミキュライト、ミズゴケは保水力が高いです。ミズゴケを使う際は、薬品がついている場合があるので一日水に浸して使ってどうぞ。
床材の敷き方なんですが、床材を厚く敷くと(10㎝以上)地中棲タランチュラのように巣穴を掘ります。
床材を薄くしてやるとこれもまた地中棲タランチュラよろしく糸だらけにして、自分の足場を作ります。お好みでどうぞ。
給水
常に湿らせておけば、水入れは要らないです。
おぼれないような浅い水入れをつかったり、水入れにミズゴケをぶちこむなどして溺れないように配慮してください。
エサ
コオロギやデュビア、レッドローチ、ジャイアントミルワームが良いです。
そこらへんでとってきたバッタとかあげてもいいですが、寄生虫がついている可能性があるのでお勧めしません。
週に1回くらい、腹の大きさくらいのやつを一匹ケースに投げ入れとけばいいです。
お腹がへっこんでたら「早くエサほしい」の合図です。
コオロギを手で掴みたい人以外は↓を買うんだ。
本来は水草を掴む用のピンセットだけどめちゃ長くて使いやすいです。
10cmくらいのピンセットだと間違って指噛まれますからね。
2個のうち1個はお箸にでもしてください。(27cmピンセットの単品が売ってない)
脱皮
エサを食べなくなったらまもなく脱皮します。
脱皮直後はそっとしておいて、脱皮してから1週間くらいしてからまたエサをあげましょう。
多頭飼育
試したことはないですが、荒いので共食いすると思われます。
繁殖させる場合でなければ単独飼育が無難でしょう。
隠れ家、シェルター
いらないです。
大体の場合、糸だらけにされて終わります。
雌雄判別
オス、メスは触肢のかたちから見分けられます。
タランチュラと違い、オスとメスで体格にそれほど差がないため、タランチュラよりも雌雄判別は難しいです。
まとめ
深紅の牙って感じで素晴らしいクモです。ぜひ一度飼ってみてください。
奇虫販売
当サイトではタランチュラ・サソリの通信販売を行ってます.定期的に更新しております。是非ご覧ください。