一匹で10万円するクモが存在します。
(2019年4月追記:最近は10万円切るようになりました。)
それがこの
Typhochlaena seladonia です
![](https://i2.wp.com/xn--u9j241ospt.com/wp-content/uploads/2018/07/seladonia.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
基本情報
コモンネーム(よく呼ばれる名前)はブラジリアンジュエル。キャンディショップスパイダーと呼ぶ派閥もあるとかないとか。蜘蛛界隈では種小名のseladonia(セラドニア)と呼ぶのが早いでしょう。
- ブラジルで見つかります。
- 全長で2㎝前後という極めて小さな蜘蛛です。
- 価格が大体、10万円
直近では、2018年春ごろに幼体がお値段98000円で販売されていました。相場はこんなところです。幼体でこの値段なので成体になると30万とかになりますね。
Aviculariinae亜科に属しており、アンティルピンクトゥーなどが近い種類として挙げられます。
![](https://i2.wp.com/xn--u9j241ospt.com/wp-content/uploads/2018/03/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%81%84-300x243.jpg?resize=351%2C284)
https://xn--u9j241ospt.com/%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%A9/%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%AE%E6%A8%B9%E4%B8%8A%E6%A3%B2%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%A9/
生態
セラドニアは極めて小さいため、ハエトリグモなどに間違われやすいですが、れっきとしたタランチュラです。
![](https://i1.wp.com/xn--u9j241ospt.com/wp-content/uploads/2018/07/seladonia3.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
こんな生ける宝石のようなクモ、他にいないでしょう。
このクモの特筆すべきはその色彩、値段だけではありません。
セラドニアはトタテグモのようにトラップドアを作成します。木に
![](https://i1.wp.com/xn--u9j241ospt.com/wp-content/uploads/2018/07/seladonia1.jpg?resize=292%2C300&ssl=1)
↑これが
![](https://i2.wp.com/xn--u9j241ospt.com/wp-content/uploads/2018/07/seladonia2.jpg?resize=300%2C243&ssl=1)
こう。
周りの樹皮を削って、それを糸でまとめることでドアを作ります。
これはタランチュラ(Theraphosidae)の中で極めてレアな習性です。
トラップドアの中はかなり暑いですが、その中でもしっかり生きるようです。
参考文献
http://www.scielo.br/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0101-81752008000400019
奇虫販売
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