ソコトラアイランドブルーバブーン Monocentropus balfouri というタランチュラを紹介します.
【追記】動画出しました。よろしくお願いいたします↓
基本情報
- 学名:Monocentropus balfouri
- イエメンのソコトラ島
- Monocentropus属
- 地中性(?)別に地表性飼育でもOK
- 値段 ベビー:5,000円くらい
- ♀:2万円~
- 体長は最大7cm程、レッグスパンは14cm程
- 温度目安:25~28℃
- 湿度目安:乾燥
- 毒性はよく分からない
- それなりに荒いし臆病だがバブーンの中では扱いやすい
- 初心者から上級者までおすすめ
2014年最も美しいタランチュラ
British Tarantula Society(多分翻訳するとイギリスタランチュラ協会)では毎年Exibition(イベント的なの)開催しています.
飼育しているタランチュラを展示して美しさなどを比べる催しがあり,29回目の2014年では,最も美しいタランチュラとしてソコトラの1匹が選ばれました.
参考:https://www.nationalgeographic.com/animals/article/140521-tarantula-coventry-british-tarantula-society-theraphosidae-science-world
まあまあ扱いやすい
よく,アフリカのタランチュラたちをバブーンと呼びますよね.
バブーンは全体的に荒くて動きが速いことが知られていますが,ソコトラはその中では扱いやすい種です.
バブーン入門種みたいなところはありますね.
タランチュラの飼育に慣れてきたからバブーンやアースタイガーの飼育をし始めようかな,と考えている人にピッタリの種だと言えます.
もちろん,ある程度の覚悟があればこのタランチュラから初めてのタランチュラ飼育を開始しても良いと思います.
コロニーを作る
コロニーを作る系のタランチュラの1つです.
つまり,親子兄弟に関係ある個体同士なら同じケースで飼育して大丈夫ということです.
(もちろん共食いするときはしますが,コロニーを作らない種に比べて極めて低確率です.お腹を空かせないようにしましょう)
この種以外にはPoecilotheria属,Hysterocrates属のタランチュラがコロニーを作りますね.
Poecilotheriaではグーティサファイアオーナメンタル,インディアンオーナメンタルなどが人気ですね.
↑はグーティサファイアオーナメンタルのコロニー
雌雄の姿はちょっと違う
ソコトラのオスは成熟すると頭胸部(頭の部分)の青さが増します。
↑これが成熟したオスです。脚も青みが増しますが、頭の部分の青さが明らかにメスと違います。
↑これがメス、または成熟する前のオスです。
オスであっても成熟する前はこの画像のような感じなので注意しましょう。成熟したときに明らかに青さが増します。
乾燥させる
イエメンは中東に位置し,基本的に乾燥した気候にあるためそれを目指します.
具体的には床材には一切加水しないでください.常にパサパサで大丈夫です.
水分補給のために水入れは必ず入れてください.できるだけ水入れから水がこぼれないようにしましょう.こぼしても多量じゃなければ大丈夫ですが.
飼育方法
乾燥させる以外は普通の地中性,または地表性のタランチュラ飼育方法で事足ります。
ただ,野生下ではそんなに深い穴は掘らず、むしろ樹木・枝・岩の間に巣を作ります。(だから地中棲だとは一概には言えない)
つまり以下の写真のようなレイアウトが最も良いと思います.
1つ目の例はかなり手が混んでいますが,あまりにも細い枝を使うと生体を傷つけるのが怖いので自分はやらないですね.2枚目や3枚目の例くらいがいいんじゃないかなと思います.
体長3㎝未満くらいだったらベビーの飼育方法を参照ください。
終わりに
極めて美しさの割に飼育難易度的には高くありません.
ぜひ飼育をご検討ください.
奇虫販売
当サイトではタランチュラ・サソリの通信販売を行ってます.定期的に更新しております。是非ご覧ください。