その他の虫

ウデムシ紹介,飼育方法、寿命、毒

世界三大奇虫の1つ、ウデムシを紹介します。

引用:Northampton Reptile Centre

【追記】動画ができました.動いている様子など見たい方はぜひどうぞ↓

ウデムシって何?

よく流通する種類で言えばタンザニアバンデットウデムシ(Damon diadema)が有名でしょうか。

サソリモドキ(ビネガロン)ヒヨケムシと並んで、世界三大奇虫の一角です。

万人からしたら禍々しいと言わざるを得ない見た目をしています。

しかし、そのとんでもねえ見た目とは裏腹に性質はおとなしく、奇虫の中ではめちゃくちゃ安全な生き物です。

毒ある?

ないです。

第一脚(腕っぽい部分)に引っかかれたという話も聞かないので危なくない奇虫です。

こいつに関してはハンドリングとかしてもいいんじゃないでしょうか。

多分、「ウデムシ、顔に乗せてみた」的な動画をyoutubeに載せても奇虫界隈にたたかれないと思います。

奇虫界隈からしたらフィギュアを顔に載せてるような感覚です。「フィギュアなんか顔に載せたところで盛り上がるのか?」といった具合です。

寿命は?

種類によって違いますが、多くの種類が長命です。

15年以上生きたという記録もあります。ヒヨケムシの弱さが際立ちます。

価格は?

一般的な種類であれば8000~10000円くらいで買えます。

飼育容器

プラケースなどの蓋がしっかりしまるものが良いです。
全長の2倍くらいの高さがあったほうがいいと思います。

クリアスライダーは見た目がきれいで観察がしやすいです。空気穴が小さいので蒸れに注意してください。追加の空気穴を開けるか、暖房器具から少し離しましょう。

引用:pets!pets!

ウデムシは野生下では、洞窟の壁や樹木に張り付いて生きています。

樹を模したコルクバーグや、鉢底ネットを利用して立体行動ができるようにしてください。

ぶら下がった状態で脱皮するので高さがないと脱皮できません。

↓画像下半分に見える白いものが脱皮直後のウデムシです

引用:http://smithi.at.webry.info/200810/article_3.html

床材と温度・湿度

そもそも地面に下りないので床材はあんまり重要ではないですが、湿度を保つという点で敷いたほうが良いでしょう。最悪なくてもいい。

ピートモス、ヤシガラ、バーミキュライト、ミズゴケがおすすめです。

80%以上の高い湿度を必要とします。床材、コルクや鉢底ネットなどの足場が常に湿っているくらいでいいです。

温度は22~28℃にしておくのがよいでしょう。20~35℃くらいまでなら耐えます。もちろん耐えるだけでそんなに好ましくないです。極端な低温、高温には強くないので注意しましょう。寒くなってきたらパネルヒーターなどを使用してください。

給水

足場や床材に霧吹きをすることで水を飲ませてください。

水皿はなくてもいいです。わざわざ下りてきて飲むことはないですが、湿度を保てます。

エサ

コオロギデュビアレッドローチジャイアントミルワームが良いでしょう。

週に1回くらい、お腹の大きさくらいのやつを一匹与えましょう。

サソリモドキ、ヒヨケムシと同様に、奇虫はエサを拒否することがざらにあります。

食べなくてもがっかりしないでまた次の週にあげてみてください。

コオロギを手で掴みたい人以外は↓を買うんだ。

本来は水草を掴む用のピンセットだけどめちゃ長くて使いやすいです。

10cmくらいのピンセットだと間違って指挟まれますからね。

2個のうち1個はお箸にでもしてください。(27cmピンセットの単品が売ってない)

脱皮

脱皮をします。

脱皮しやすいようにケースの高さの確保だけ気を付けてください。

脱皮直後は真っ白いので黒くなってから給餌を再開してください。

多頭飼育

できます。

性質がおとなしいので多頭飼育は可能です。広いケージを用意してください。

隠れ家、シェルター

爬虫類用の洞窟みたいな形のシェルターはいらないです。

コルクバーグが鉢底ネットを立てかけてやってください。

まとめ

正直、ウデムシは安全すぎて逆につまらない(?)です。

あんまりつまらなくてそこらへんに逃がしたりしないでください。

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