雑記

ハンドリングは自己責任,奇虫飼育者に求められるモラル

私たちはタランチュラ、サソリ、ムカデといった奇虫を飼育しています。そういった生き物を飼育する上で、周りの人々、そして虫たち自身とどのように付き合うべきか私の意見を書いておきます。

ご意見などありましたら、Twitterで文句言うなりしてください。

ハンドリング

タランチュラやサソリをハンドリングして(手に乗せて)遊ぶ様子をブログやtwitter, Youtubeに載せる人がいます。本当にやめるべきです。

そういう人が噛まれる分にはどうでもいいのです。しかし、「こんなにおとなしくて安全なんだー!」などと思われて、いい加減な気持ちで奇虫を迎える人が出てくる可能性があります。

床材や飼育容器を取り換える際も、筆などでカップに誘導してクモを引っ越しさせましょう。

絶対逃がすな

2003年10月岡山市内のアパートでイエローファットテールスコーピオン(Androctonus australis)が逃げるという事件がありました。「Androctonus」はギリシャ語で「人殺し」の意味です。ギネスに「最も有毒なサソリ」として登録されています。

この事件が発端でキョクトウサソリ科(Buthidae)のサソリ全種が特定外来生物とされています。基本的に輸入、飼育、遺棄などが禁止です。

また、この事件を受けて世間ではサソリの全てが猛毒をもち激烈に危険な生き物であるといったイメージがついています。

2018年4月現在、他の種類飼育することは可能です。

ただし、未来ではどうなっているかわかりません。あなたが明日メタリカを逃がして、ニュースに載り、今年からタランチュラ飼育が全面禁止とかになるかもしれません。

それがまたニュースで世間の目にさらされ、界隈の肩身が狭くなります。

あなたが虫に刺されようと噛まれようとどうでも良いのですが、健全に奇虫を飼育している人たちに迷惑をかけるのはやめてください。

これは爬虫類飼育にも言えることです。

もし逃げそうになった場合、殺すことも覚悟してください。

一目に触れるよりマシです。

家族や友人にカミングアウト?

(この部分はハンドリングなどとちょっと別の話です)

そもそも未成年であれば、有毒種を購入する際は保護者に確認をとってくださいね。

成人したあなたは色々分別もついたでしょうから、奇虫を飼育するかどうかは自分で決められるでしょう。

ただそのことを家族や友人に話すかどうかっていうのは悩ましいですよね。

まあ話したくなければ話さなくてよいでしょう。

そもそも一般の人からしたら猛毒の虫を飼ってるやべーやつみたいな烙印を押されかねません。

ヒステリックな爬虫類飼育おばさんに多いのですが、「こんなにかわいいんだから、みんなも受け入れてよ。」みたいなのも頼むからやめましょう。

悲しいですが、他人の趣味を完全に理解するような暇な人はなかなかいません。

例えば私に、牛乳パズルが趣味の友人がいたとします。

筆者は「牛乳パズルが面白いとか理解できないな」とは思いますが「この人は牛乳パズルが好きなのだ」ということは尊重します。

「牛乳パズルなんか時間の無駄でしょ。」とはその友人の前でいいません。頭の中で思うかもしれませんが。

その程度でいいんだと思います。

他人に「タランチュラはええぞ。」とは言っても「タランチュラを受け入れない奴は動物虐待だ。」とか言わないでください。

それはもう人間虐待なんで。

こんなことはどんな趣味でも当たり前だし、他人に趣味があることを尊重しない人間はカスです。

まとめ

ハンドリングしておめーが噛まれたり、刺されたりしてもいいけどそれをネットにあげたり、逃がしたりしないようにしましょう.

自分の趣味を他人に押し付けないように、でも他人の趣味は尊重しよう。

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